スタートアップ初期では、事業の方向性が固まっていない中で数値を追いかけることが多い。
しかし、KPIの設計を誤ると、組織の意思決定そのものが歪んでしまう。
重要なのは、指標の数を増やすことではなく、
事業フェーズに合ったKPIを選び取ることである。
本記事では、スタートアップ初期に整理しておきたいKPIの考え方をまとめる。
KPIは「管理のため」ではなく「判断のため」
KPIは評価のための数字ではない。
本来は、意思決定を早くするための共通言語である。
- 何を改善するのか
- どこにリソースを投下するのか
- どの施策を止めるのか
といった判断を支えるのがKPIの役割である。

フェーズごとにKPIは変わる
スタートアップでは、同じ指標を長く追い続けることが正解とは限らない。
- シード期:仮説検証に関する指標
- アーリー期:再現性に関する指標
- 成長期:効率性・収益性
フェーズが変われば、見るべき数字も変わる。

KPIを増やしすぎるリスク
指標を増やすことで安心感は生まれるが、
意思決定のスピードはむしろ落ちてしまう。
初期フェーズでは、
「本当に見るべき数値は何か」を絞ることが重要である。
KPIは組織文化にも影響する
どの数値を重視するかは、組織の行動にも直結する。
短期的な指標だけを追えば、短期的な意思決定が増える。
長期的な指標を重視すれば、組織の視点も変わる。
KPI設計は単なる数値管理ではなく、
組織の方向性そのものを決める要素である。

まとめ
スタートアップ初期におけるKPIは、
管理のためではなく意思決定を支えるために存在する。
重要なのは、指標を増やすことではなく、
事業フェーズに合った数値を選ぶことである。
